注文住宅ならではって訳では無いですが、ホームシアターは建てるタイミングでやるのが1番ですよね。
人に寄ってはわりとどうでも良い部分ですが、ウチとしては結構拘りが強いホームシアター。
今回は、そのホームシアターがどんな計画になってるのかご紹介したいと思います。
ホームシアターなんて必要?
ホームシアターって、分類としては完全に贅沢設備ですし、無くても困ることは一切無いので完全に趣味ですよね。
ただでさえ予算がカツカツになる注文住宅ですが、ウチは夫婦揃ってゲーム大好きで、映画も頻繁に観ます。
冬はスノボに行ったりもしますが、基本的には二人ともアウトドアな趣味はあまり無くインドアな趣味ばかり。
そんな感じなので、せっかく注文住宅で建てるのも有り、その辺りは拘りたい部分だと思ってました。
もともとは漠然とした憧れみたいな感じだったんですが、一条工務店の体験宿泊に行った際に、ホームシアターも体験できたんですよね。
その時に、いい音で映画観れると臨場感違うしやっぱ良いよなぁって思ったので、これは実現したいなーと。
専門の業者に相談
ホームシアターを実現したいと思って、設計士さんと建築業者に聞いてみたのですが、ホームシアターに関しては全くノウハウが無いって事でした。
ボクに関しても、オーディオ好きとかでもないので、音響に関してはズブの素人。
普通にスピーカー設置するだけなら自分でも出来ますが、せっかくなのでドルビーアトモスに対応したいってのと、スピーカー類は出来るだけ壁面や天井埋込にしてスッキリ見せたいと言うのが有りました。
そうなると、ハードルが一気に上がってしまいますし、新築に自分で穴を開ける度胸も無いので、ウチではホームシアターを専門に扱ってる業者にお願いすることにしました。
ネットで色々調べ、以下の2社が候補に。
ホームシアター工房さんは、サイトから問い合わせて一度詳しく話を聞きに行き、プランと見積を作成してもらいました。
その時に、インストール費等の金額も当然載ってたのですが、安いかどうかは何とも言えませんが、想定される工数を考えるとこんなモンかなぁくらいでした。
一方、アバックの方は機器のインストール費や工事費がかなり高額でした。
詳しく話を聞きたい気持ちも有りましたが、正直あまりにも高かったので、打ち合わせなどはすることもなくお断り。
4つのプランをご提案頂く
ホームシアター工房さんとの初回打ち合わせから2週間後くらいにプランが出来上がってきました。
プランは4つご提案頂き、各プランごとにイメージシートと見積書のセットって感じになってます。
それぞれのプランごとにおすすめポイントも記載されてたので、検討しやすかったのは良かったです。
プランA
プランAは、スピーカーレイアウトよりもインテリア性を重視したセンターレスの4.1.2ch仕様のプラン。
ウチの場合、専用ルームじゃなくリビングなので、全てのスピーカーが埋込になってたプランAはとても魅力的でした。
ただ、ウチはリビングとダイニングの天井は吹き抜けになっており、天井埋込スピーカーのレイアウトがイケてなかったんですよ。
平面図で見るとこんな感じです。
吹き抜けがあるから仕方無いけど、どうしても一つだけ極端に離れてしまうのは気になりました。
ちなみに、5.1chや7.1chとかならわりと聞き覚えある人は多いと思いますが、4.1.2chや5.1.4chとかの最後の数字はなんぞ?って方も多いですよね。
これは、ドルビーアトモスで構成した場合、最後の数字は天井スピーカーまたは天井に音を反射させるスピーカーの数を意味してるみたいです。
詳しくは「ドルビーアトモス5.1.4のスピーカー配置」辺りが参考になると思います。
プランB
プランBは、スピーカーレイアウトを忠実にして、サラウンドをしっかりと再生する5.1.2ch仕様のプラン。
完全にスピーカーのレイアウト重視だったので、天井のサラウンドスピーカーは埋込みではなく天井設置タイプでした。
吹き抜けの南側はキャットウォークになってて、埋め込みは出来ないけど天井設置タイプなら大丈夫みたい。
提案してもらったスピーカーはECLIPSEの「TD307MK2A」で、こんな感じで天井に設置できます。
わりと見た目も良いし、コレなら埋め込みに拘らなくても良いかなと思えました。
何よりも、せっかくホームシアターやるなら音質は少しでも良くしたいって思ってたので、このプランはかなり魅力的!
プランC・D
プランCとDは、TVの位置は北側だけど、電動スクリーンを西側壁面収納の前に設置する事でプロジェクターとの距離を稼ぎ、可能な限りスクリーンのサイズを大きくするプラン。
最大でスクリーンを150インチに出来るってプランだったので、映画鑑賞に特化したい場合は最高な感じです。
このプランは、ボクの方からこういうプランも可能ですか?って聞いて作ってもらったんですが、TVを見る場合はスピーカーの配置が悪くなってしまうのと、プロジェクターって普段そこまで使うか怪しかったので、早々に候補から外しました。
でも、150インチの大画面...魅力的過ぎる!
プロジェクターは設置しない事に
プランも出してもらい具体的に見えてきた、夢いっぱい、憧れいっぱいなホームシアター。
中でも、プロジェクター使った大画面は醍醐味の一つ!
しかし、電動スクリーンとプロジェクターを設置するとなると費用がね...どうしても高くなってしまうんですよね。
なので、最初の頃は将来設置する予定で配線だけ出来るようにしてもらうつもりでした。
その予定でプランを考えてもらったのですが、TVの前にスクリーンを設置した場合、プロジェクターとスクリーンの投影距離の関係上、100インチが限界だろうという事でした。
100インチ、、、決して小さいわけじゃないけど、スクリーンとしては少し物足りないサイズ感。
それなら、大型TVが有れば無理にプロジェクターを設置しなくても良いのではないか?って思うようになりました。
最近のTVはどんどん大型化してるので、将来的に100インチ近くのTVが庶民でも手が届く価格帯になる気もするんですよね。
って事で、プロジェクターは無しに。
プランE を作ってもらう
最終的に、プロジェクターの設置は将来的にも無しにして、プランBをベースにした別プランとしてプランEを作ってもらいました。
プランEは、センタースピーカーレスの4.1.4ch構成になってます。
ボクはその辺の知識は皆無ですが、ホームシアター工房の方もセンタースピーカーは無しでも問題ないって言ってるし、ネットで調べてみた限り、無い方が良い音になる場合も有るとか色んな議論がされてました。
まぁ実際どの程度違うとかは分かりませんが、センタースピーカーが無ければ、TVの下にスピーカー設置スペースを設ける必要が無くなるので、見た目ちょっとスッキリするし、プロが問題ないって言うならそれで良いかなって感じでした。
3Dイメージとスピーカー構成
プランEを出してもらってから、平面図だけじゃ実際のイメージが湧きにくいと思ったので、3Dマイホームデザイナー12を使って出来るだけ再現してみました。
まずは壁掛けTVが設置されてる正面。
上部にはサラウンドスピーカーが付いてて、サブウーファーも理想的な位置になってます。
そして、フロントスピーカーは壁面埋め込みとは思えない存在感!
それもそのはず、外形寸法は W229mm x H769mm x D104mm も有ります。
足部分がない事も考えると、いっちょ前なトールボーイスピーカーのサイズ感ですね。
この存在感だけで、良い音が期待できそうな。
後ろ側はこんな感じになってます。
リアスピーカーを壁面埋込にして、天井にサラウンドスピーカーが設置されてます。
これら、最終的なスピーカー構成をお伝えすると、、、
- センタースピーカー:無し
- フロントスピーカー:SpeakerCraft PROFILE AIM CINEMA THREE x2
- リアスピーカー:SpeakerCraft AccuFit IW7 Three x2
- サラウンドスピーカー:ECLIPSE TD307MK2A x4
- サブウーファー:JBL SUB 100P BK x1
ってな感じの4.1.4ch構成になりました。
スピーカーのメーカーで、SpeakerCraft(スピーカークラフト)なんて聞いたことも無かったんですが、調べてると音質はかなり良いみたい。
SpeakerCraftのスピーカーに関しては「これぞっ!! ホームシアター向け住宅用 埋め込みスピーカー | DEPT SAPPOROのブログ」が参考になると思います!
埋め込みスピーカーに関しては、世界一っぽいです。なので、埋め込めるスピーカーの種類も豊富で、特に1番音質で重要になるだろうフロントスピーカーにゴツめな埋め込みスピーカーが有るのは嬉しい限りです。
その分お値段もしますが、埋め込んじゃうと気軽には変更できないので、ここは惜しまずに良い物を選びました。
ちなみに、AVアンプは現状DENONの「AVR-X4400H」を予定してます。
気になるお値段!
スピーカーやAVアンプなどの機器と設置などのインストール費含めて、78万(税込)くらいでした。
ウチの中でもダントツで豪華な設備!
スピーカーって拘りだすとすごい金額になってくので、何とも言えませんが、ウチとしてはずいぶん奮発しちゃってます。
ちなみに、ホームシアターの費用はローンからではなく、キャッシュで支払う予定です。
大して貯金してるわけじゃないので相当厳しいけど、いい音で楽しむゲームはきっと今までとは違うはず!