無事に本審査も終わり、後はつなぎ融資の手続きを行えば土地が買える!と思っていたのですが、そこで思いがけない落とし穴が有りました。


優良住宅ローンの場合、つなぎ融資は建築会社と提携する必要がある

優良住宅ローンのサイトに、つなぎ融資に関しては「弊社と提携した「建築会社」様から申込みされるお客様に限定させていただいております。」と書かれていますが、本申込の時には実際にどんな感じになるのかイマイチ理解していませんでした。

で、何が困ったかというと、ウチの場合は設計事務所と一緒に家づくりをする予定です。
しかし、ここで書かれている「建築会社」とは工務店やハウスメーカーを指しており、設計事務所との提携は出来ないと言う事でした。

建築会社を決め打ちすると問題だらけ

そうなってしまうと、つなぎ融資を実行するためには予め業者を決めて置かなければなりません。
建築業者選びと予算のことの記事でも触れていますが、設計事務所と家づくりを行う場合、工務店に相見積りを取って、そこから最適な業者を選ぶ流れになるのですが、先に業者を決めてしまうと言う事は相見積りを取ることが出来なくなり、その業者の言い値でやりくりするしかなくなってしまいます。

しかも、今回はレンガ積みの家という事で、ボクたちが見つけた業者は、過去に設計事務所と仕事をした経験が無かったのです。
そのため、設計士さんからしたら、非常に懸念事項が多い状態になってしまいました。

例えば、ローンの申し込み額が業者に伝わっているので、実際にはもっと安く建てられたとしても予算いっぱいいっぱいの見積もりを出してきたり、設計事務所との仕事が不慣れ場合、想定外の金額に跳ね上がったり、本当にその業者が問題無いのか判断がつかない状態で決めなければならなかったりと、問題だらけな感じです。

なので、設計士さん的には、業者を決め打ちしてしまうくらいなら、つなぎ融資に業者との提携が必要ない別の金融機関からフラット35を再度申し込むとか、土地代金は何かしら別で用意するなどした方が良いと言われました。
それを聞いて、すごーく納得はしたのですが、さすがに別の方法で土地代金を用意することは不可能ですし、今から別の金融機関で再審査の場合、土地の仲介業者も、さすがにもう待てないので2番手に回す的な感じでした。

2番手が嘘かホントかは別としても、そう言われるとこっちとしてもどうしようも出来ません。
実際、業者選びなどで1.5ヶ月ほど待ってもらっているのは確かなのでこっちも強気にはなれず、そうなると二択です。

  • 業者決め打ちで設計事務所にお願いする
  • 業者決め打ちで設計事務所にはお願いしない

の、どちらかです。
設計士さんも業者が予め決まってるケースは無いみたいで、場合によっては相当やり難くなってしまいます。
また、予算も限られているので、その業者が今まで作ってきた家でボクたちが満足できるなら、無理に設計事務所が入らない方がその分の予算が回せるから良いのでは?など色々こちらの事を考えて提案してくれました。

その業者が実際に建てたお家の見学もしているので、満足できないことは決して無いと思いました。
しかし、設計事務所が入る場合は、工事の管理もしてくれるので安心感が全然違いますし、やはりその設計士さんのテイストを少しでも感じられる家にしたいと思う気持ちが強かったので、諸々のリスクは承知した上で設計事務所にお願いする事にしました。

そんな感じで、今回の家づくりは設計事務所的にも請負業者的にも初めてのことだらけで、ちゃんとまとまっていくのか、はたまた大問題に発展してしまうのかは、現時点では全く分かりません...

無事に進行することを祈るばかりですが、これからどうなるか結構ドキドキな感じです。

条件は事前にしっかり確認を!

ウチのようなケースは稀だと思いますが、こういった事も有るので、ボクみたいに手数料の安さだけで飛びついたりすると困ったことになるかもしれません!
なので、融資条件とかその辺りは申し込む前にしっかりチェックした方が良さそうです。

設計事務所と建てるってのが無ければそこまで問題は無かったのですが、逆にARUHIなら有名だし安心みたいな理由でARUHIにしていたら、思いがけない手数料の高さでキャッシュがショートしてしまう!とかも有り得るので、自分に合った金融機関選びは重要だなって思いました。

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